Sex-specific associations between air pollutants and asthma prevalence in Japanese adults: a population-based study
日本人成人における大気汚染物質と喘息罹患率の性特異的関連: 集団ベースの研究
この研究では、日本人成人の男性と女性における大気汚染物質と喘息の有病率との関連を調査した。この後ろ向き横断的分析では、地域の監視地点で測定された大気汚染物質、特に二酸化窒素（NO2）および中央値の空気動力学的直径が2.5 μm以下の微粒子状物質（PM2.5）の年間平均曝露レベルが評価された。遺伝的および/または生活習慣要因を調整した多変量ロジスティック回帰モデルを使用して、大気汚染物質と喘息との関連を性別で層別化して検討した。合計1,497人の40歳以上の参加者が含まれ、平均年齢は65.9 ± 12.4歳で、847人が女性であった。全体で91人が喘息と診断されました。多変量モデルでは、NO2およびPM2.5の環境曝露レベルは男性ではなく女性で喘息と有意に関連していた。この研究は、特に日本人女性成人において、大気汚染物質と喘息の悪化との関連において性別が重要な決定要因であることを強調している。
