キャンプに行くと喘息は悪化するか?
???となった皆さんがいるかもしれませんが、管理人が平日にキャンプにいったとき、今の季節、喘息患者さんはキャンプはむずかしいのか?とふと思い、考えをまとめてみました。
喘息患者の気道は、炎症によって刺激に敏感になっており、様々な要因が喘息の発作や悪化の原因となる可能性があります。その一因として、気象の変化、特に気圧や気温の変化も喘息の悪化の要因となることがあります。例えば、前日との気温差が激しいときや、台風などで気圧が大きく変化する場合には注意が必要です。管理人がいったキャンプ場は相模原市の青根キャンプ場(青根キャンプ場 (aonecamp.jp)なんですが、最高気温は25℃、次に日の朝方は8℃、気温差なんと17℃、発作が引き起こされても不思議ではありません。それに加えて、たき火の煙も喘息発作の要因となることがあります。このようなことを考えるとこの季節のキャンプは喘息患者さんにとっては鬼門かなと思った次第です。
ところが、小児喘息ですが「喘息キャンプ療法」なるものがあるそうです。この療法の意義は、
- 薬物療法の進歩により症状が改善している現代において、アドヒアランス/コンプライアンスの向上や自己管理が重要とされていますが、このキャンプ療法はそこに焦点をあてたものといえます。
- 喘息キャンプ療法は、喘息の子供たちにとって、症状の管理や自己管理のスキルを習得するための有効な方法とされています。しかし、キャンプの実施には様々な課題や問題が存在するため、適切な運営やスタッフの育成が必要とされています。
ご興味のある方は、「ぜん息キャンプ運営マニュアル」が環境再生保全機構のホームページに掲載されています。
https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/03/archives_871.html
