SHORT-ACTING BETA-AGONIST (SABA), ANTIBIOTICS, ORAL CORTICOSTEROID (OCS), AND RISK OF MORTALITY AND CARDIOPULMONARY EVENTS IN PATIENTS WITH COPD

SHORT-ACTING BETA-AGONIST (SABA), ANTIBIOTICS, ORAL CORTICOSTEROID (OCS), AND RISK OF MORTALITY AND CARDIOPULMONARY EVENTS IN PATIENTS WITH COPD – CHEST (chestnet.org)

短時間作用型β2刺激薬(SABA)、抗生物質、経口コルチコステロイド(OCS)の使用と、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者における死亡リスクと心肺イベントのリスク

目的:COPD患者における治療薬剤と死亡リスクおよび主要な心血管イベント(MACE)との関連を探求する。

方法:この研究では、カナダのアルバータ州に住む35歳以上のCOPD患者を対象に、過去のデータ(2011年4月1日から2020年3月31日までの期間)を基にした調査が行われた。この調査では、患者のフォローアップを90日ごとの区切りで行い、その期間ごとに患者の健康状態や治療の変化を評価した。リスク調整されたコックス比例ハザードモデルは、各フォローアップ期間の前1年間のSABAおよび抗生物質の処方とOCSバースト日数と、90日間の全原因およびCOPD関連死亡率を関連付けた。リスク調整されたポアソンモデルは、過去1年間のSABA処方とMACEおよび心血管疾患(CVD)死亡率、特に増悪後90日間の関連を示した。

結果:188,969人の患者の中で、COPD薬剤の使用量が多いほど、死亡率とMACEのリスクが高くなるという用量反応効果が観察された。6本以上(対1本)のSABAを処方された患者は、全原因死亡率が20%(ハザード比[HR]: 1.20、95%信頼区間[CI]: 1.16-1.24)、COPD関連死亡率が40%(HR: 1.40、95%CI: 1.34-1.46)高かった。6回以上(対1-2回)の抗生物質処方を受けた患者は、全原因死亡率が62%(HR: 1.62、95%CI: 1.57-1.66)、COPD関連死亡率が43%(HR: 1.43、95%CI: 1.38-1.49)高かった。6日以上(対1-5日)のOCSバースト日数を持つ患者は、全原因死亡率が27%(HR: 1.27、95%CI: 1.18-1.36)、COPD関連死亡率が29%(HR: 1.29、95%CI: 1.19-1.40)高かった。特に増悪後、6本以上(対1本)のSABA処方を受けた患者のMACEおよびCVD死亡率は高かった(発生率比: 1.58、95%CI:1.45-1.71および1.64、95%CI: 1.49-1.80)。

結論:特定の年に頻繁にSABAおよび抗生物質の処方、およびOCSバースト日数があることは、続く90日間の死亡リスクが高いことと関連していた。特定の年にSABAの処方が多いことは、続く90日間のMACEの発生率が高いことと関連していた。

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