Severity of adult-onset asthma – a matter of blood neutrophils and severe obesity

Severity of adult-onset asthma – a matter of blood neutrophils and severe obesity – ScienceDirect

成人発症喘息の重症度 – 血中好中球と重度の肥満の問題

背景
成人発症の喘息は治療反応が悪いことが知られている。本研究は、成人発症喘息の臨床的特徴、喘息コントロール、治療の関連を調べることを目的とする。

方法
北スウェーデンの閉塞性肺疾患研究(OLIN)の過去の参加者を2019年から2020年にかけてリクルートし、構造化インタビュー、スパイロメトリー、呼気中一酸化窒素(FeNO)測定、皮膚プリックテスト、血液検査を含む臨床検査を行った。合計251人の成人発症喘息(発症年齢15歳以上)の症例を特定した。コントロールされていない喘息はERS/ATSによって定義され、治療ステップはGINA(2019)に従っている。

結果
コントロールされていない喘息の人々(34%)の中で、重度の肥満(16.3% 対 7.9%、p = 0.041)と血中好中球の高いレベル(平均血中好中球数 4.25*10^9/L 対 3.6710^9/L、p = 0.003)、および≥410^9/L(49.4% 対 33.3%、p = 0.017)と≥510^9/L(32.1% 対 13.7%、p < 0.001)の割合がコントロールされた喘息の人々よりも多かった。GINA治療ステップ1~5の次元を加えると、ステップ4~5の治療でコントロールされていない喘息の人々は、血中好中球≥5*10^9/L(45.5%)、重度の肥満(BMI≥35、26.1%)、息切れ(mMRC≥2)(34.8%)、最も機能が低下している肺機能(予測のFEV1%<80%、42.9%)、FEV1<LLN(47.6%)、FVC<80%の予測(42.9%)、FVC < LLN(38.1%)の割合が最も高かった。喘息コントロールのレベルと治療との間に、血中好酸球、FeNO、アレルギー感作に関連は見られなかった。

結論
本研究は、成人発症喘息では、肥満や血中好中球などの非タイプ2特性が、喘息コントロールの悪さや吸入ステロイドの高用量と関連していることを示唆している。

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