Comorbid conditions as predictors of mortality in severe COPD – an eight-year follow-up cohort study

Full article: Comorbid conditions as predictors of mortality in severe COPD – an eight-year follow-up cohort study (tandfonline.com)

重度のCOPDにおける死亡率の予測因子としての併存疾患–8年間の追跡コホート研究

目的 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では共存疾患が一般的であり、これらは増加した罹患率および死亡率と関連している。本研究の目的は、重度のCOPD患者における複数の共存疾患の有病率を探求し、それらの長期死亡率との関連を調査および比較することある。

方法 2011年5月から2012年3月にかけて、COPDステージ3または4の患者241名が研究に参加した。性別、年齢、喫煙歴、体重と身長、現在の薬物治療、直近1年間の増悪回数、および共存疾患に関する情報が収集された。2019年12月31日時点で、国立死因登録簿から全死因および特定の死因に関するデータが収集された。データは、性別、年齢、以前に確立された死亡率の予測因子、および共存疾患を独立変数とし、全死因死亡率および心臓病および呼吸器疾患による死亡率をそれぞれ従属変数として、コックス回帰分析を用いて分析された。

結果 241名の患者のうち、155名(64%)が研究期間終了時に死亡していた。103名(66%)が呼吸器疾患により、25名(16%)が心血管疾患により死亡した。腎機能障害は、全死因死亡率(HR(95%CI)3.41(1.47-7.93)p=0.004)および呼吸器死亡率(HR(95%CI)4.63(1.61-13.4)、p = 0.005)に独立して関連する唯一の共存疾患であった。さらに、70歳以上、BMI<22、および予測されるFEV1の低下は、全死因および呼吸器による死亡率の増加と有意に関連していた

結論 高齢、低BMI、および悪い肺機能というリスク因子に加えて、腎機能障害は重度のCOPD患者の長期的な死亡率において重要なリスク因子の可能性がある。これは、重度のCOPD患者の医療において考慮されるべきである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です