「ビールののど越し」について

常々、ビールのCMをみると「のど越し」がうんぬんという宣伝文句で購買意欲を掻き立てていますが、「のど越し」とは、質問してキチンと説明できる人は少ないのではと思います。

「ビールののど越し」という表現は、主に感覚的な体験であって指標はありません。ただ、生理学的には説明できそうなので、考察してみます。

冷たいビールは口腔や喉の温度受容体を刺激します。この冷たさが、特に暑い日や運動後などに「爽快感」をもたらす原因となります。また、ビールの炭酸が口腔や喉の感覚受容体に作用し、ピリピリとした刺激感を生み出します。この炭酸の刺激が「のど越し」の感覚の一部を形成していると思います。さらに、ホップの苦みや麦芽の甘み、酸味などが味蕾を刺激しすることが爽快感につながるのではと愚考します。

ワイン程ではありませんが、ビールの香りは、飲む前の期待感や飲んだ後の満足感を高めることがあるのではないでしょうか。それから、ビールの粘度(水のように薄いか、少しとろみがあるか)スタウトとピルスナーではかなり違いがあると思いますし、泡(クリーミーか、サッパリしているか)も、「のど越し」の感覚に影響しているのではと思います。

つまり、「ビールののど越し」という感覚は、単一の生理学的現象ではなく、複数の感覚が組み合わさって生じる複雑な体験ではないでしょうか。こういった複数の生理学的な現象に心理的な要素、ビールを飲む際の期待感や、飲んだ後の満足感などが加わり「のど越し」というものが形成されるのかなと思います。

ただ、「のど越し」に関しては、専門家によるテイスティングでその特性を評価したり、消費者パネルを使って、一般消費者を対象にしたテイスティングで、製品の好みや特定の感覚属性(例えば「のど越し」の爽快感)についてのフィードバックを得ているようですので、それなりの根拠はあると思います。

飲むシチュエーションによって、同じビールでも「のど越し」は変化すると思います。やはり、風呂上がりの一杯は最高ののど越しを味わえるのかと個人的には思います。ただ、アルコールは利尿作用もありますし、脱水症状には気をつけてくださいね。

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  1. ピンバック: tadalafil tadacip cipla

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