鶏肉の精肉について
最近はブランド鶏肉など和牛にも匹敵するお値段で高級品となり、なかなか食卓には上がらず残念に思っている今日この頃です。
また、スーパーではホルモンや特殊部位などは店頭に並ぶことがなく残念に思っています。私が一番好きな部位は「せせり」なんですが、残念ながらスーパーでは見たことがありません。そこで本日は、鶏肉についてお話ししたいと思います。
鶏肉の精肉は、鶏の体を部位ごとに分けたもので、料理によって使い分けられます。主な部位には以下のようなものがあります。
胸肉(ムネ肉): 低脂肪で高タンパク質を含み、さまざまな料理に使われます。サラダ、グリル、煮物などに適しています。唐揚げなんかもいいですね。
もも肉: 脂肪分が多く、ジューシーで風味豊かです。焼き物、煮物、揚げ物など幅広い料理に利用されます。皮を除けばカロリーも抑えることができます。
手羽先・手羽中・手羽元: 煮物や揚げ物、焼き物に使われ、骨付き肉の旨味と食感が楽しめます。
ささみ: 胸肉の一部で、非常に低脂肪で柔らかい肉質です。繊細な味わいが特徴で、サラダや蒸し物、照り焼きなどに適しています。意外とフライにすると柔らかく、ジューシーで絶品です。
鶏肉のホルモンは、内臓肉のことを指し、主に以下のような部位があります。
レバー(肝臓): 鉄分やビタミンAが豊富で、独特の風味があります。焼き物や煮物、刺身などに利用されます。
ハツ(心臓): コリコリした食感が特徴で、焼き鳥や煮物などに使われます。
砂肝(ギザミ): 独特の食感があり、焼き鳥や炒め物、煮物に利用されます。
白レバー(膵臓): 柔らかく、クリーミーな味わいが特徴です。焼き物や煮物に使われることがあります。
提灯(ちょうちん)は、鶏の卵巣と卵管を含む部位を指します。この名前は、部位の形状が提灯に似ていることから来ています。提灯は焼き鳥や他の鶏肉料理で珍重される部位で、特に日本の居酒屋などで人気があります。提灯は非常にデリケートな部位で、新鮮な状態で調理されることが多いです。味わいは淡白で、独特の食感が楽しめます。卵巣の部分には未成熟の卵が含まれており、これが提供するユニークな食感と風味が好まれます。
特殊部位としては、
せせり(首肉):せせりは鶏の首の部分の肉で、柔らかくてジューシーな食感が特徴です。筋肉が多い部位で、適度な噛み応えと深い味わいがあります。焼き鳥や炒め物など、様々な料理に利用されます。
やげん(軟骨):やげん軟骨は、鶏の胸肉の下部にある軟骨の部分です。コリコリとした食感が楽しめ、焼き鳥や炒め物、サラダなどに使われます。
軟骨はコラーゲンが豊富で、美容や健康に良いとされています。
ぼんじり(尾肉):ぼんじりは鶏の尾の付け根の部分の肉で、脂肪が多めでジューシーです。独特の風味と柔らかさがあり、焼き鳥などで人気の部位です。脂の旨味が強いため、焼くと特に美味しくなります。

ホルモンや特殊部位を入手するためには鶏肉専門店が一番ですが、業務用スーパーやネットで入手も可能です。ただ、量が多いので購入したら、小分けにして冷凍しておくの良いかと思います。焼き鳥に枝豆、そして生ビール・・・はやく夏にならないかなぁ
