Factors associated with the introduction of visiting-pharmacist services in older adults in Japan: A nested case–control study

Factors associated with the introduction of visiting‐pharmacist services in older adults in Japan: A nested case–control study – Taguchi – 2024 – Geriatrics & Gerontology International – Wiley Online Library

日本の高齢者における訪問薬剤師サービスの導入に関連する要因:コホート内症例対照研究

目的
日本の在宅高齢者に対する訪問薬剤師サービス導入に関連する要因を調査する。

方法
東京のある市のコホートを使用したネステッドケースコントロール研究を実施した。2014年4月から2020年3月の間に初めて訪問薬剤師サービスを受けた65歳以上の患者をケース患者とした。ケース患者ごとに最大4人のコントロールを性別、年齢、健康保険制度、月・年に基づいて無作為に選択した。医療および介護サービスの利用と患者の状態は、インデックス月とそれに先行する月の請求データ、および長期介護ニーズ認定データを使用して評価した。多変量条件付きロジスティック回帰分析を実施し、訪問薬剤師サービス導入に関連する要因の調整後オッズ比と95%信頼区間を推定した。

結果
合計22,949人の参加者(4,591例と18,358のコントロール)が含まれ、中央値年齢は85歳で、59.3%が女性であった。訪問薬剤師サービス導入に最も関連する3つの要因の調整後オッズ比(95%信頼区間)は、医師の在宅訪問が27.61(23.98-31.80)、入院が5.83(5.08-6.70)、指定施設への入所が4.97(4.16-5.95)であった。10種類以上の薬の処方、訪問看護、がんなどの要因は正の関連があった。一方、低所得世帯や認知機能障害または障害による支援の必要性が高いことは、負の関連があった。

結論
この研究は、日本の高齢者に対する訪問薬剤師サービス導入に関する洞察を提供している。

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