COPD and Smoking Status – It Does Matter: Characteristics and Prognosis of COPD According to Smoking Status
COPDと喫煙状況 – それは重要である:喫煙状況によるCOPDの特徴と予後
背景：
COPDは、慢性的で進行性の病気であり、ほとんどの患者はタバコ喫煙が原因である。我々の研究は、喫煙歴のない人、過去に喫煙していた人、現在喫煙している人の間でCOPD関連の結果に違いがあるかどうかに焦点を当てた。
方法：
デンマークの健康登録データを利用した全国的な人口ベースのコホート研究。喫煙状況、併存疾患、息切れなどの臨床および社会経済的変数が収集された。ポアソン回帰およびコックス回帰を用いて、これらの臨床パラメータが中程度および重度の増悪および12か月間の追跡期間中の死亡リスクに与える影響を推計した。
結果：
2008年から2017年の間にCOPDの病院診断を受けた40歳以上の患者49,826人（平均年齢69.2歳、女性52%）が特定された。喫煙歴のない人は2127人（4%）、過去に喫煙していた人は29,854人（60%）、現在喫煙している人は17,845人（36%）であった。元および現在の喫煙者と比較して、喫煙歴のない人は修正されたｍMRCスコアが低く、GOLD分類によると軽度のCOPDステージであった。追跡期間中、喫煙歴のない人は重度の増悪リスクが有意に低く（ハザード比0.87、95%信頼区間[CI] 0.78–0.97）、死亡率も低い（死亡率比0.75、95% CI 0.70–0.81）ことが判明した。
考察：
全国規模の研究により、喫煙歴のないCOPD患者は、息切れのレベルが低く、肺機能の障害が軽度であり、増悪や死亡のリスクも低いことが示された。同時に、現喫煙者が最も高いリスクを有していることが判明した。これらの知見は、喫煙を防ぐためのキャンペーンの必要性を強調しており、一般開業医や他の医療専門家がCOPD患者に禁煙を促すための助けになる可能性がある。
