Asthma Is Associated With Increased Sickness Absence Among Young Adults

Asthma Is Associated With Increased Sickness Absence Among Young Adults – ScienceDirect

喘息は、若年成人の病気欠勤の増加と関連している

背景
若年成人において、喘息が病欠にどのように影響するかについての知見は限定的である。

目的
若年成人における喘息および異なる喘息表現型が病欠にどのように影響するか、またその影響を修飾する要因を調査すること。副次的な目的は、喘息による病欠に関連する生産性損失を推定することである。

方法
スウェーデンの人口ベースのコホート研究であるBAMSE（Barn/Child, Allergy, Milieu, Stockholm, Epidemiology）から2391人の参加者を対象とした。喘息、喘息表現型、およびライフスタイル要因に関する情報は、約24歳（2016-2019年）の時点でアンケートおよび臨床検査から収集された。14日以上の病欠に関する情報は、2020年および2021年の国立レジストリから取得された。喘息、喘息表現型と病欠との関連は、性別、出生年、教育、過体重の状態で調整されたロジスティック回帰モデルで分析した。

結果
24歳時点で、272人（11.4%）が喘息の定義を満たしていた。喘息のある人は、喘息のない人に比べて病欠が多く見られた（15.1% vs 8.7%; P = .001; 調整後オッズ比1.73; 95% CI, 1.19-2.51）。喘息表現型の分析では、持続性喘息、制御不能な喘息、および鼻炎を伴う喘息の関連がより強い傾向があったが、アレルギー感作や炎症に関連する表現型間で一貫した違いは観察されなかった。過体重の人では、正常体重の人よりも関連が強い傾向があった。特に制御不能な喘息は、病欠による生産性損失が高いことと関連していた。

Figure 1. Adjusted associations between asthma phenotypes and sickness absence in the period 2020 to 2021, displayed as ORs with 95% CIs, analyzed with logistic regression models adjusted for sex, birth year, education, and BMI status. The numbers represent the number of cases with sickness absence out of the total numbers in each category.

結論
喘息は、より高い病欠および生産性損失と関連している可能性がある。喘息の制御を改善し、アレルギー症状を減少させることは、喘息を持つ個人の病欠を減少させるかもしれない。