Joint associations of air pollutants during pregnancy, infancy, and childhood with childhood persistent asthma: Nationwide database study in Japan

Joint associations of air pollutants during pregnancy, infancy, and childhood with childhood persistent asthma: Nationwide database study in Japan – ScienceDirect

妊娠・乳児期・小児期の大気汚染物質と小児持続性喘息との関連: 日本における全国データベース調査

低レベルの大気汚染物質の相乗効果については、さらなる研究が必要とされている。本研究では、妊娠期、乳児期、幼児期の大気汚染物質の混合物への曝露が子供の持続性喘息に与える影響を評価するために、データベース研究を実施した。日本医療データセンターのデータベースを使用し、家族のつながりと医療提供者の住所にアクセスできる子供と母親のペアで、2010年1月から2017年1月の間に生まれた子供を対象にした。注目すべき曝露は地上レベルの大気汚染物質で、主なアウトカムは、外来および入院の喘息疾患コードおよび/または喘息薬の処方請求に基づいて定義された、4歳から5歳の子供の持続性喘息とした。重み付き分位数和(WQS)回帰を使用して、日本の1907市区町村のうち1149(60.3%)からの52,526組の子供と母親のペアにおける大気汚染物質混合物の影響を評価した。WQS回帰モデルは、WQSインデックスの10パーセンタイル増加ごとに、妊娠期、乳児期、幼児期の地上レベルの大気汚染物質が子供の持続性喘息のリスクをそれぞれオッズ比1.04(95%CI:1.02–1.05; p<0.001)、1.02(95%CI:1.01–1.03; p<0.001)、1.03(95%CI:1.01–1.04; p<0.001)で増加させることが示された。さらに、妊娠期、乳児期、幼児期のすべての曝露期間において、空気力学的直径が2.5 µm以下の粒子状物質に最も高い重みが割り当てられた。妊娠期には懸濁粒子状物質および光化学酸化物、乳児期には一酸化炭素、幼児期には光化学酸化物に比較的高い重みが割り当てられた。本研究では、低レベルの大気汚染物質の混合物が子供の持続性喘息に有害な関連があることを示された。

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