Cause-specific mortality in COPD subpopulations: a cohort study of 339 647 people in England

Cause-specific mortality in COPD subpopulations: a cohort study of 339 647 people in England | Thorax (bmj.com)

COPD亜集団における原因別死亡率: イングランドの339,647人のコホート研究

背景
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者における原因別死亡率の関連要因を特定することは、死亡率を減少させるための治療法の標的を絞るのに役立つ可能性がある。本研究では、一次医療のCOPD患者集団における死亡原因に関連する要因を特定した。

方法
Clinical Practice Research Datalink Aurumを、Hospital Episode Statisticsおよび死亡証明書データとリンクした。2010年1月1日から2020年1月1日までの間に生存していたCOPD患者を対象とした。患者の特徴は追跡調査の開始前に定義した:(a) 増悪の頻度と重症度、(b) 肺気腫または慢性気管支炎、(c) GOLDグループA–D、(d) 気流制限。コックス比例ハザード回帰および競合リスクを使用して、患者の特徴と全死亡率、COPD関連死亡率、および心血管(CV)死亡率のリスクとの関連を調査した。

結果
339,647人のCOPD患者が含まれ、そのうち97,882人が追跡期間中に死亡した(25.7%はCOPD関連、23.3%はCV関連)。気流制限、GOLDグループ、増悪の頻度と重症度、COPD表現型は全死亡率と関連があった。増悪、特に頻度と重症度の増加はCOPD関連死亡率と関連していた(増悪回数が2回以上 vs なし、調整HR: 1.64, 1.57–1.71;1回の重度の増悪 vs なし、調整HR: 2.17, 2.04–2.31)。GOLDグループB–Dの患者は、GOLDグループAに比べてCOPDおよびCV死亡率が高かった(GOLDグループD vs グループA、COPD死亡率に対する調整HR: 4.57, 4.23–4.93;CV死亡率に対する調整HR: 1.53, 1.41–1.65)。気流制限の増加もCOPDおよびCV死亡率と関連していた(GOLD 4 vs 1、調整HR: 12.63, 11.82–13.51;調整HR: 1.75, 1.60–1.91)。

結論
気流制限の悪化、機能状態の悪化、増悪は全死亡率のリスクと強く関連していた。CV死亡率とCOPD関連死亡率における異なる結果は、死亡率を防ぐための介入が病状の特定の特徴や時間点に焦点を当てる必要があることを示唆している。

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