Asthma control and associated risk factors among adults with current asthma: Findings from 2019 behavioral risk factor surveillance system asthma call-back survey
喘息を発症した成人における喘息コントロールと関連危険因子: 2019年行動危険因子サーベイランスシステム喘息コールバック調査の結果
背景
効果的な治療法が利用可能であるにもかかわらず、多くの成人喘息患者は喘息をコントロールできていない。コントロールされていない喘息は、重度の増悪につながる可能性がある。本研究の目的は、米国における現行の喘息を持つ成人（18歳以上）におけるコントロールされていない喘息の有病率と予測因子を明らかにすることでa。る
方法
27州の2019年行動リスク要因監視システム（Behavior Risk Factor Surveillance System）の喘息コールバック調査データを分析した。喘息のコントロール状況は、米国喘息教育予防ガイドラインに基づき、「コントロール良好」または「コントロール不良」に分類した。研究対象は、現行の喘息を持つ成人7,937人（加重 n = 13,793,220）であった。多変量ロジスティック回帰モデルを使用して、コントロール不良の喘息の予測因子を特定した。
結果
全体として、喘息を持つ成人の62％がコントロール不良の喘息を報告し、26％が過去1年間に救急または緊急ケアの受診、もしくは入院を経験していた。コントロール不良の喘息と関連する修正可能なリスク因子には、喘息関連医療への費用の障壁（オッズ比[OR] = 2.94; 95％信頼区間[CI] 1.96–4.40）、補完代替医療の使用（OR = 1.84; 95％CI 1.45–2.32）、現在の喫煙（OR = 2.25; 95％CI 1.48–3.44）、肥満（OR = 1.39; 95％CI 1.02–1.89）、COPD（OR = 1.98; 95％CI 1.43–2.74）、うつ病（OR = 1.47; 95％CI 1.16–1.88）、一般的な健康状態が「普通」または「不良」（OR = 1.54; 95％CI 1.14–2.07）、世帯収入が15,000ドル未満（OR = 2.59; 95％CI 1.42–4.71）、高校未卒業（OR = 2.59; 95％CI 1.42–4.71）が含まれた。修正不可能なリスク因子には、ヒスパニック系の民族性（OR = 1.73; 95％CI 1.09–2.73）があった。
結論
本研究の結果は、コントロールされていない喘息が成人に一般的であり、いくつかの要因によって影響を受けることを示唆している。喘息管理を改善し、不必要な医療利用を減らすための効果的な喘息管理プログラムが必要である。
