マンションの大規模修繕について

管理人が居住しているマンションが、築15年目にして大規模修繕が始まりました。実際に始まって、大規模修繕ついて感じたことをまとめてみます。

これからマンションを購入する人の参考になれば幸いです。

そもそも、大規模修繕工事周期の長期化傾向の背景として、令和3年9月に国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」ならびに、「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の見直しがありした。マンションを巡る政策に係る新たな動きとともに、社会情勢の変化や、設備や工法等の技術革新状況を反映したものとなっているようです。


いままでは、12年周期で大規模修繕が推奨されていましたが、それが今回のガイドラインの見直しにより、新築、既存マンション共に30年以上に変更され、さらに2回の大規模修繕工事を含む期間以上のものを作成することが望まれています。回数が少なることがいいことなのかは、別問題です。修繕がなければ建物は痛みますので、1回当たりの修繕費がかさむことになります。費用は概算で戸数×100万円と言われていますので、たとえば100戸のマンションなら掛ける100万円で約1億円の修繕費です。つまり、15年で修繕費を割ると、年間約67万円、月にすると5万5千円の積み立てが必要になります。ローンで購入した場合はローンの返済と管理費+修繕積立金+駐車場代などが毎月の出費となりますので、バカになりません。

修繕の期間ですが、だいたい半年かかるみたいです。

修繕が始まって困ったことは、洗濯と騒音です。足場を組むときは駐車場(これはマンションによって異なります)も使用できませんでした。特に騒音はリモート勤務などしていると、会議の時すごく困ります。たまにならよいのですが、かなりの頻度で騒音が発生しますので、とても困っています。打ち合わせや会議は早朝や夜にしてもらうのが良いかもしれません。中古マンションを購入を検討されていて、リモート勤務や自宅で自営しているかたは、切実な問題となるので修繕計画を確認しておくのが良いかもしれません。また、作業によっては洗濯物が干せない日が3割ほどありますので、毎日洗濯物が出るご家庭では不便かもしれません。

ただ、悪いところばかりでなく、安全性の向上 メリット、耐久性の向上 メリット、住環境の改善 メリット、長期的なコスト削減など考えられますし、修繕仕立てですと住み替えで売却もしやすくなるようです。

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