Clinical Implications of a 1.0% Blood Eosinophil Threshold in Acute Exacerbations of COPD: a retrospective observational study

COPDの急性増悪における1.0%血中好酸球閾値の臨床的意義: 後ろ向き観察研究

Clinical Implications of a 1.0% Blood Eosinophil Threshold in Acute Exacerbations of COPD: a retrospective observational study | The Egyptian Journal of Bronchology | Full Text

バックグラウンド
好酸球は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)においてますます認識されている役割を示している。ただし、血中好酸球(EOS)数の最適な閾値は依然として議論の余地がある。この研究は、COPD (AECOPD) の急性増悪における臨床的に意味のある EOS 閾値を特定し、EOS が上昇した患者を特徴付けることを目的とした。

メソッド
この後ろ向き観察研究では、入院した 1,406 人の AECOPD 患者が登録された。臨床データを分析し、受診者のROC曲線を使用して、入院費用に基づく最適なEOS閾値を評価した。患者はEOSレベル(1.0%、1.25%、1.50%、1.75%、2.0%)によって層別化され、臨床的特徴を比較した。

結果
登録された患者のうち、83.3%が男性で、平均66.16歳で、71.5%が喫煙歴があり、主にGOLDステージIIであった。入院期間の中央値は8日で、費用は9412.58人民元*であった。ROC解析では、1.0%EOSカットオフ(AUC = 0.652、95%CI: 0.626–0.677; Youden 指数 = 0.2581、Z = 9.73、P < 0.001) が最適なしきい値であった。EOSの≥が1.0%の患者は若く、費用が安く、入院期間が短かった。その結果、喀痰好中球とリンパ球の減少、好酸球の上昇、アルブミンの増加、尿素窒素とHbA1cの減少、糖尿病の減少が示された。改良型FEV1%とPEF、ICUへの入院の減少、抗生物質とコルチコステロイドの使用の減少も観察された。

結論
この研究では、末梢血のEOSパーセンテージのカットオフ値が1.0%であることが、末梢血のEOSレベルの上昇に関連するAECOPD患者の臨床的特徴をより効果的に反映していることが特定された。

*1人民元=19.58円:4/23現在

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