納豆って体にいいといわれていますが、エビデンスは十分あるの?
表題のように、本当にいいならもっと海外でも食べられてもいいように気がするので、ちょっと調べていました。
納豆が体に良いとされる理由には、その栄養価の高さが挙げられます。納豆は大豆を発酵させて作られる日本の伝統的な食品で、プロバイオティクス(善玉菌)を含むことで知られています。納豆に含まれる栄養素や健康に対する利点に関する研究はいくつかありますが、そのエビデンスの量や質にはばらつきがあります。

納豆の健康効果に関するエビデンスはあるにはありました。
納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素は、血液をサラサラにする効果があるとされ、血栓の形成を防ぐことで心筋梗塞や脳梗塞のリスクを低減する可能性が指摘されています。しかし、これは、観察研究での報告です。納豆の消費が心血管疾患のリスク低減と関連していることが示されています。これらの研究は、納豆を定期的に食べる人々がそうでない人々に比べて、心血管疾患の発症率が低いことを報告しています。つまり、因果は検証されていないということです。どちらかというと、納豆を含むバランスの取れた食事が全体として心血管健康に良い影響を与える可能性はあり、効果が特定の食品だけに依存することはないと私は思います。
また、納豆はカルシウムやビタミンK2を豊富に含んでおり、これらの栄養素は骨の健康維持に寄与することが知られています。特にビタミンK2は、カルシウムが骨に適切に取り込まれるのを助ける役割を果たします。
プロバイオティクスとしての役割により、納豆は腸内環境を改善し、消化を助ける効果があるとされていまし、納豆に含まれるプロバイオティクスは、免疫機能を強化するようです。
ということで、納豆の健康効果に関するエビデンスは存在しますが、その効果の程度や普遍性については、さらなる研究が必要だという結論に至りました。当たり前のことですが、納豆は薬ではないので、それほどまでの効果は期待できませんが、どちらかというと食べておいて損がない食品という位置づけだと私は思います。ちなみに、私は納豆は週3くらいはいただいております。ただ納豆という漢字ですが、つねづね「豆腐」が納豆で、「納豆」が豆腐じゃないの?と思っています。漢字の意味からすればそうなりますよね。
